最近ではスマートフォンの2台持ちやスリムで軽量化されたタブレット、ノートパソコン、それらをネットに繋ぐためのモバイルWi-Fiルーターなどを、遊びや仕事用に持ち歩く人が増えています。
出先でそれらの機器を使うと、どうしても気になるのが消費電力です。もしも電池が無くなってしまったら、電話やメール、SNS、インターネットといった他の人と連絡を取ったり情報を得たりするツールが一切使えなくなってしまい非常に不便を強いられます。
そんな時、手元にあると心強いのがコンパクトかつ大容量の、充電も早いモバイルバッテリーです。
この記事の目次
【Anker製】PowerCore Speed 10000 QC
とんでもないスペックのモバイルバッテリー
スマートフォンやタブレットがスリムになったのにモバイルバッテリーが重くてかさばっては意味がありません。
Anker PowerCore Speed 10000 QC はとにかくコンパクトで、横幅12.1cm、縦幅8.3cm、厚み4.9cm、重さたったの204gと、手のひらやポケットにすっぽり収まるサイズです。
これなら他のモバイル機器に加えてこのモバイルバッテリーを持ち歩いても苦になりません。このコンパクトさがありながら、充電容量はなんと10000mAhです。
この容量は最新のスマートフォンなら3、4回、タブレットでも1回はフル充電ができる容量です。
これだけ充電できれば、自分のスマートフォンだけでなく家族や友達のスマートフォンを充電したり、震災などの災害時やアウトドアキャンプなど電気の確保が難しい場面にも備えることができます。
早い充電とその他の特長
またこのモバイルバッテリーは Qualcomm Quick Charge 3.0 という独自の急速充電システムを搭載しているため、急いで充電したいときにも役立ちます。
充電をしているとき、ケーブルを繋いだままカバンにしまっておいたり充電したままスマートフォンを使用したりすることがあるかと思います。
それをするとどうしてもモバイルバッテリーが熱を持ちやすくなり、故障の原因となりかねません。
しかしこの PowerCore Speed 10000 QC には独自の温度管理技術が搭載されており、熱くなりすぎないようになっているので安心です。
充電の出力ポートはUSBですので、充電ケーブルがUSB端子に対応している機器であればどんなものでも PowerCore Speed 10000 QC で充電することができます。
スマートフォンやタブレット、ノートパソコンはもちろん、音楽プレイヤーや携帯ゲーム機、デジタルカメラ、Bluetoothで接続するイヤホンなどの周辺機器も、充電ケーブルを一緒に持ち歩くだけで外出先でも充電が可能になります。
これだけの大容量でありながら価格は抑え目で、初めてモバイルバッテリーを持つ人や2台目3台目という人にも自信を持ってお勧めできます。
また、この PowerCore Speed 10000 QC において地味にありがたい機能として電池残量を知らせるランプが搭載されています。
大容量だからと本体の充電を忘れて使い続けていると、いざ充電しようと思ったときに残量が足りず使えなかったということになりかねません。
このランプで残量を一目で確認できるので、せっかく持ち歩いているのに充電できないミスを防ぐことができます。
PowerCore Speed 10000 QC の総合評価
スマホの電池残量を気にしなくていい！
初めてモバイルバッテリーを持ち歩く人も、今まで別のモバイルバッテリーを使っていた人も、このコンパクトさと容量を持ち合わせた PowerCore Speed 10000 QC なら買って損はまずありません。
誰かと連絡を取ったり情報を調べたり、趣味や暇つぶしも含めてモバイル機器とは切っても切れない生活を送る現代人にとって、電池残量を気にせず機器を使えることはとても心強いです。
気を付けて使っていても、中にはかなり電池を消費するアプリや操作があります。持ち歩けることや外出先でも使えるのがモバイル機器の強みなので、それを損なわず思う存分活用するためにも、これからはモバイルバッテリーの携帯は必須とも言えます。
PowerCore Speed 10000 QC をひとつ持っておけば、急な調べ物や旅行、出張のお伴にも、緊急時の充電にも役立ちます。
Quick Charge 3.0 の注意
ひとつ注意すべき点として、PowerCore Speed 10000 QC の魅力である急速充電システムの Qualcomm Quick Charge 3.0 ですが、これは充電する側の機器が Quick Charge 3.0 に対応していなければなりません。
例えば最新のスマートフォンには対応している機器が多く、充電中は画面に急速充電中という文字が表示されます。またひとつ前の規格である Quick Charge 2.0 対応機器でも急速充電ができます。
しかしそれ以外の未対応機器では急速充電はできず、通常速度での充電となるので注意が必要です。ただ、急に電池が切れてしまったときは別として、充電しながらモバイル機器を使用してもバッテリー側は熱くならないシステムを搭載しているので、電池がなくなりそうになったら早めに繋ぎながら使うのがお勧めです。
またどうしても急速充電したいのであれば、Quick Charge に対応したケーブルを別途購入するという手もあります。モバイル機器をあれもこれも充電したいとなると、それぞれに対応した充電ケーブルを持ち歩く必要はあります。
その分荷物がかさばってしまいますが、それを踏まえるならなおさら PowerCore Speed 10000 QC のコンパクトさは魅力と言えます。
充電の際の使い勝手
大容量ながら出力ポートが1つというのは少しもったいない気もしますが、個人で使うのであればそこまで不便は感じません。本体への充電は少し時間がかかりますが、大容量なので納得できるところです。
残量ランプで残りの充電容量を確認し、余裕があるときにがっつり本体への充電を済ませておきましょう。スマートフォンなどをちょこちょこと充電しながら使う程度であれば、しばらくは本体へ充電しなくても使い続けることができます。
本体には電源ボタンが付いていますが、これを押さなくてもケーブルをつなぐだけで自動的に電源が付き充電を開始してくれて、満タンになると自動でオフになってくれるのも嬉しいポイントです。
満タンにしなくてもいいというときや充電側の機器の発熱を防ぎたいときなどは手動で電源をオフにすることもでき、電池残量の管理がしやすくなっています。
付属のケーブルは一方がUSBでもう一方が micro USB になっています。micro USB のポートがある機器ならそのまま付属のケーブルを使えますが、独自の端子を搭載している機器だとそのままでは付属のケーブルは使えません。
そんなときは変換コネクタを使うか、その機器の充電ケーブルでUSBポートに対応したものを用意すれば解決します。
PowerCore Speed 10000 QC は自宅での充電をうっかり忘れてしまったときや外出先でかなり電池を消費してしまったとき、大勢で集まるときなど、いざというときに備えてカバンに入れておきたいモバイルバッテリーです。
まとめ
PowerCore Speed 10000 QC は10000mAhと大容量ながら、ポケットやカバンにすっぽり収められるコンパクトサイズのモバイルバッテリーです。
10000mAhあれば最新のスマートフォンやタブレットもフル充電が可能で、外出先での急な電池消費やうっかり充電を忘れたまま外出してしまったときなどにも便利です。
また災害時やアウトドアなどすぐに充電が難しい場面に備えるのにも十分な容量です。急速充電に対応しているため、電池が切れてしまった機器をすぐに立ち上げて使いたいときにも役立ちます。
出力ポートは汎用性の高いUSBポートで、ケーブルさえあれば様々な機器への充電が可能となります。本体には電池残量を知らせるランプがあるため、いざ充電しようとしたときに本体の電池残量が足りないということも防げます。
まだモバイルバッテリーを持っていないという方や、持っているモバイルバッテリーに不満のある方には、とてもおすすめの商品だと思います。
