新しい年を迎えるタイミングや年度末では、新しく手帳を購入するという人も多くいるでしょう。ですが今まで使っていたものを見直してみると、実は使いこなせていないというケースも見られます。
そこで新しいものを購入する前に、どのような使い方をすればいいのか改めて考えてみてはいかがでしょうか。今まで使ってきた手帳は本当に手帳としての機能を果たしているか振り返ってみましょう。
何気なく買っていた手帳も使い方をしっかり把握しておくと、新しく買ったときに無駄なスペースなく使いこなすことにつながります。
この記事の目次
手帳の基本的な使い方
手帳を新しく買ったとしても、いつの間にか使わないうちに次の年になってしまったという人もいるかもしれません。そのようになってしまう原因の1つが、基本的な使い方を理解していないことです。
ウィークリーとマンスリーをどう使うか
まず押さえておきたいポイントの1つが、ウィークリーとマンスリーのどちらをメインで使用するのかという点です。マンスリーとウィークリーの欄がある場合、両方のページを同じように使おうとしていませんか。
新品の手帳だと早く予定を埋めたくて、マンスリーとウィークリーの両方に予定を書きこもうとする人も珍しくありません。ですが、これは手帳を使いにくくしてしまう可能性があるので注意が必要です。
マンスリーとウィークリーの両方を使うことが良くない理由は、予定のダブルブッキングにつながるという点です。例えばマンスリーとウィークリーの両方に予定を書き込んでも、時間の変更があったときにどちらかしか修正しない人もいます。
また片方しか予定を書かなかったなどの理由で、同じ時間帯に予定を入れてしまうかもしれません。仕事の予定をダブルブッキングしてしまった場合、取り返しのつかないミスにつながることもあります。
同じ時間帯に予定を入れて焦ることがないようにするためにも、マンスリーかウィークリーのどちらをメインで利用するのか最初に決めることが大切です。
マンスリーかウィークリーのどちらをメインにするかは、自分のスケジュールに合わせて選ぶようにしましょう。例えば仕事のサイクルが1ヵ月単位の人や1日のうちに細かい予定が少ない人であれば、マンスリーをメインにしたほうが使いやすくなります。
一方で1日の予定を細かく手帳に書いて整理したい人は、書く欄が広いウィークリーのほうが予定を詳しく書き込めます。仕事のサイクルが1週間単位という人は特にウィークリーをメインに使うと良いでしょう。
手帳に使うペンにも気を使う
手帳を使い始めても途中で挫折してしまう人の中には、書き込み方が下手というケースも多く見られます。また、予定を書きこんだものの、自分の字が読めずに使いこなせない人もいます。
それらを解決する方法としては、まずは書いた内容が分かりやすいように、使うペンに気を使うと良いかもしれません。ボールペンで予定を書き込むのであれば、1.0ミリのものよりも0.3ミリなどの細めのペンを利用しましょう。
細めのペンを利用することで、字がつぶれにくく読みやすい字を書くことにつながります。手帳が小さい場合は書く欄も狭い場合が多いですが、そんな時でも字がつぶれにくいのは嬉しいですね。
わかりやすく予定を整理するためにペンの色を使い分けるというのも良いでしょう。重要な予定は赤、少し重要な予定は青、通常の予定は黒のように色分けすることですっきりとした見た目になります。また何が重要なのか一目でわかるので、予定を整理しやすくなります。
手帳の便利な使い方と選ぶべき手帳の種類
手帳にはさまざまな種類があるため、どのような種類を選べばいいのか迷ってしまう人もいるでしょう。そのような場合は手帳を使う用途に合ったものを選ぶことが大切です。
ビジネスに使う場合の手帳
手帳はビジネスに使う人もいればプライベートに使う人もいますが、ビジネス用は予定を書き込むだけではなく、ビジネスのアイデアを書き込む人もいますので、書き込む内容が多くなってしまいがちです。
その場合には1日の予定やアイディアをびっしりと書き込めるように、スペースが広めに確保されている手帳を選ぶようにしましょう。
予定だけでなく記録も書ける手帳
マンスリーとウィークリーの両方の欄がある手帳の使い方として、両方を使いこなせないので迷っているという人もいるかもしれません。そのような場合には、日記のような感覚で使ってみるのも良いかもしれません。
その日あった出来事を記録することで、自分の予定だけではなく実際に行ったことが後から見直せるようになります。特にダイエットなどの継続しているものがある場合には体重の増減を書いていくなど毎日のことを記録しやすいという特徴もあげられます。
用途に合わせた手帳
使い方を考えるばかりではなく、使いやすさを考えることも忘れてはいけません。実際に手帳を購入して使う場合は毎日持ち歩く人が多いでしょう。
そのためには、持ち歩きやすいサイズかどうかを確認することも大切です。普段使っているバッグの大きさから、実際に使用するシーンまで頭に思い浮かべてサイズ感を考えるようにします。
例えば、出先で人と話しているときにスケジュールを確認することが多い人は、ポケットからさっと取り出せるサイズのほうが便利です。一方で移動が少なく自宅やオフィスのデスクで使うことが多い人は、書き込みやすさを重視して大きめのものを選ぶのも良いでしょう。
実際に売り場へ行ってみると、多種多様なものが販売されていることがわかります。種類が多いため、どのような基準で選べばいいのか迷ってしまう人もいるかもしれませんが、何を書くのか、どのように使うのかということを考えていくことで自分に合った種類が見えてくるはずです。
手帳を自分なりにカスタマイズする
手帳を使いこなすコツとしては、自分のオリジナルの手帳にするということです。ただ予定を書き込むだけではなく、自分で重要度やカテゴリーを決めて色分けしたり、文章だけではなくイラストやシールを利用するとオリジナリティがでます。
また、定期的に書いた内容をチェックすることも大切です。どのようなことがあったのか、予定通りに進んだのか、手帳の使い方は合っているのかどうかなど、一日の終わりや週末にチェックする習慣をつくると良いでしょう。
オリジナリティあふれる手帳を見返すのは楽しいものです。自分だけの手帳ができると愛着も湧いてくるので、手帳を使うことが面倒で止めてしまいがちな人でも続けられるかもしれません。
まとめ
手帳を購入しても、使い方がわからずに結局使わないという人も多くいます。ですが基本的な使用方法を押さえるだけでも最後まで使いこなすことが可能です。
手帳を新しくする際は自分にあった手帳とはどのようなものかを考えてから購入するようにしましょう。ライフスタイルによって使い方も自分なりにカスタマイズすることで愛着がわきます。
使うペンの太さや色に気を使うだけでも見やすい手帳になりますので、機能的かつオリジナリティあふれる自分だけの手帳をつくり、スケジュールの管理に役立てましょう。