ドローンとは遠隔操作したり、自動操縦ができる航空機の総称です。無人の航空機のようなものです。
最近はこの技術がどんどん進化していて、空中で静止したりするようなこともできるので、多岐にわたって使われるようになってきている注目の技術となっています。
自動で操縦することもできるので、人が行けないようなところに行くこともでき、これから様々なところで活躍することになると期待されている技術でもあります。
この記事の目次
ドローンの多岐にわたる利用方法
ドローンは今では多岐にわたって使用されるようになっています。少し例を挙げていきますと、よく使われるのが、映像の撮影です。
これによってスポーツ中継などが、より詳しくこれまでは見られない角度での映像を見ることができるようになりました。空中で安定して静止していられるので、ドローンは映像を撮影するにはうってつけの機材ということになります。
スポーツの撮影
マイクと撮影機材も搭載しているので、映像だけではなく音声も拾うことができるため、人が撮影できない場面も臨場感のある映像で撮影することができます。
遠隔操作もできますから、状況によっていろいろな場所に移動させたりすることもできます。ゴルフ中継ではコースの全体像をこれでまず撮影しておいて、個人がプレーするときには、個人の近くまで行って個人のプレーを映像化するということができるので、とても使い勝手がいいものとなっています。
風が強かったりすると、操作が難しくなったりもしますが、普通の風ぐらいであれば、ブレなどが気になるようなこともなく、普通に映像を撮影できるほどドローンの製造技術も向上しています。
ニュースの映像撮影
ニュースなどで使われる空撮として、ドローンが使われることもあります。事件のあった現場に行って空からの映像を撮影することで、現場の全体像を把握することができるようになるというわけです。
ドローンは小型で持ち運びもしやすいので、こうしたこともできるようになりました。以前であればヘリコプターで撮影する方法でしかできなかったことが、ドローンを持ち運んで、現場で空に上げて空撮をすることで、より現場の情報を知ることができるようになったというわけです。
監視能力を活かした警備
観光地などの監視というような目的にも使われることもあります。重要文化財などの上空を空撮することで、不審物がないかどうかということの確認や、屋根の傷み具合を見るというようなこともできるからです。
人がいけないところに行って空からの映像を撮影することができるので、その監視能力というのは大きなものがあります。
イベントの演出
自動でカメラ撮影が制御できるので、イベント会場などでも活躍しています。
アーティストの演出の一つとしてドローンを光源としてこれを多数動かすことで幻想的な映像を作るという演出をするようなこともなされるようになっています。
映像を撮影するというだけではなく、映像を撮影される側にも使われるようになっているのが面白いところではあります。
遠隔操作と自動制御ができる事、空中で動いたり、静止したりすることができるので、その動きをさまざまに変えることで、見せるということもできるようになるということです。
その他産業での活用
最近では、ドローンを産業に活用するということも考えられています。例えば、農場で農地の上から農薬散布することや、水を撒くということにも用いられようとしています。
これまで人の手ではできなかったこともできるようになるので、農地が増えるようなことも期待されてもいます。
ドローンパイロットという仕事がある
このドローンを操縦するドローンパイロットという仕事があります。最近では需要の急拡大によってドローンパイロットは大きな注目を集める仕事となっているといってもいいでしょう。
何しろ用途は多岐に拡大しているので、引く手あまたというような状態です。先程例を挙げたように、これからの映像撮影の方法の主体ともなる可能性もありますし、物を運ぶという物流の主体となることも考えられます。
また、イベントなどで使用されて、アーティストのクリエイティブな活動に使われることもありますし、果ては災害救助の現場で人の行けないところに行くということで、人命救助などでも活躍することも期待されています。
小型化することで、人が入れないようなところにも入れるので、災害救助ではこれから広く活躍することが期待されてもいます。
ドローンの特化された特徴
ドローンには様々な使用目的があるため、それぞれに特化されたつくりになっている特徴があります。
・空中で静止することができることで映像の撮影ができる
・小型化することで人が行けないところに行ける
・大型化することで人が運べないものが運べる
・自動制御することで人がいなくても自動でどこにでも行ける
ドローンパイロットの仕事
ドローンパイロットはこうしたさまざまなドローンの特徴を理解して、目的に合ったドローンの使い方ができるようになる仕事ということになります。
ですから、単にドローンが操縦できるというだけではなく、さまざまな使い方も提案できるということにもなるのかもしれません。映像を撮影するだけではなく、そこで作業をするというようなこともできるわけで、これらの特徴によってドローンには無限の使い方が生じていると考えてもいいでしょう。
空中を移動するので、ほとんど障害物がない状態で移動することができて、静止することができるので作業をその場で行うこともできるようになります。
指示は遠隔操作できるので、人がその場にいなくても指示を出すことができます。映像を見ながらリアルタイムでの指示ができるので、状況に対応した操作ができるのです。
どんな場面でもドローンを確実に飛ばす
自然の空は風などによってさまざまな変化が生じることになるので、単に操作方法を知っているというだけでは、多岐な用途に対応することはできません。
操作方法を知り、いろいろな状況での操作の経験を持っている必要があるわけです。現場では雨や雪などが降るようなこともあるわけで、風だけではなく、さまざまな状況変化に対応する必要があります。
電波の状態なども変わってくることも考えられますし、空を飛んでいるという状況は不安定な状況にあるわけですから、これを制御する技術というのはとても重宝されるというわけです。
特に空中で静止するというのは、実際には止まっているかのように見えているだけで、実はいろいろな状況に合わせて止まっているかのように見せているだけですから、これをするにはかなりの技術がいるということになります。
ドローンスクールのようなものもできていて、ドローンのこうした技術を学ぶこともできるようになってきています。
まとめ
ドローンは空中を移動することができる航空機です。何も障害がない空を移動することができること、空中を静止することができることで多岐にわたる用途に対応することができるようになっています。
無人で遠隔操作もできて自動制御ができること、小型化できるので人がいけないところに行くことができること、大型化することで人が運べないようなものも運べることなど、多岐な用途に対応できます。
これらを組み合わせることで、これからも増えていく無数の状況に対応できる技術者として、ドローンパイロットの需要は更に高まってきているといえるでしょう。
