年の瀬になると毎年恒例の大掃除の季節がやってきます。掃除をする場所が普段よりも多く、1年に1回しか掃除をしないという場所もあるかもしれません。
そのため、やり始めたものの最後まで予定通りに終わらせられずに、失敗に終わってしまうという人の話を良く聞きます。
いつもよりも時間がかかる掃除なので、どうしても途中で嫌になってしまったり、時間が足りなくなって綺麗にできずに終わってしまうことが多いようです。そんな人に年末の掃除を成功させられる方法を提案します。
この記事の目次
大掃除が失敗に終わる理由
大掃除にかかるか時間が分からない
大掃除と普段の掃除の違いは、なんといっても掃除をする場所が圧倒的に多いということです。普段は日常的に使う場所の掃除だけをしている人がほとんどだ思いますが、家の中や家の外には汚れていたり状態が変わってしまっている場所がたくさんあります。
そういった普段は手を入れていないところを掃除するのだから、当然時間が普段の掃除の何倍もかかります。そして一番の問題は、それらの掃除にどれくらいの時間がかかるか予測できないことです。
普段から掃除をしなれている場所であればどれくらい時間がかかるかを予測しやすくなりますが、大掃除の時だけに行う場所は予想以上に時間がかかってしまいます。
その結果時間が足りなくなって他の場所が掃除できないままに終了となる失敗をしやすくなってしまいます。
また、時期も重要で年末はほとんどの人が予定が詰まっていて忙しい時期です。
ただでさえ時間がない時なので、少しでも予想外に時間がかかってしまうとそれ以上の時間を掃除にかけることができずに中途半端になってしまいます。
もしも、時間に余裕のある時期であれば、予想外に時間がかかってしまっても他の用事をやりくりすることでオーバーした時間をカバーすることができるでしょう。
大掃除の準備が整っていない
もうひとつの大掃除の難しさは1年に1回しか掃除をしない場所などでは、洗剤など必要なものが足りなくなることがあることです。大掃除をする場所によっては専用の洗剤を使用したり、特別な道具を使用して掃除をするところもあります。
そういった場所は普段は掃除をしていないので、つい掃除の準備を忘れてしまいがちです。もしくは残っているもので足りるだろうと思っていたら、始めてみてから足りないと気付いたということもよく起こります。
ここで、洗剤や道具を購入するために外出すると1日があっという間に終わってしまいます。そして、時間が足りずに掃除が中途半端に終わってしまうという結果になってしまいます。
大掃除中の疲れや怪我で続けられない
また大掃除を短期間で行うという人にありがちな失敗が体力が続かないことです。大掃除は力仕事も多いですし、外で作業したりするととても疲れます。
掃除をする場所が少なかったりしても、自分の体力のことを考えておかないと、時間はあるのに体が動かないという失敗をしてしまいます。体力は体の疲れだけでなく、手あれや怪我なども含まれます。
強い洗剤を使用したり、水仕事が多いとひどい手あれを起こしてしまうことがあります。そうなると掃除を続けることが困難になりますし、生活にも支障が出てしまいます。
同じように掃除の最中に怪我をするということも考えられます。急いで無理に掃除をしようとすると高い場所から落ちたり、手を挟んだりして怪我をしてしまうことがあります。
こういったことを予防するためにも始める前に十分な計画を立てておくことが重要です。掃除の計画を立てることで先の見通しがつき中途半端に終わってしまう可能性を低くすることができます。
大掃除を計画的に行うには
大掃除をする場所をリストアップ
大掃除の計画はとにかく準備が大切です。まず掃除を行う場所をリストアップします。これが意外と時間がかかる作業で、ひとつ掃除したい場所がみつかると、同時に他の場所も掃除がしたくなり果てしない数に増えてしまうことがあります。
全ての場所を掃除できる時間がある時ならいいのですが、時間が限られている時には全ての場所を掃除することが難しいこともあります。そのため、掃除をしたい場所の優先順位を決めることが必要になります。
前に掃除をしてから時間がたっている場所や、定期的にメンテナンスをする必要がある場所を優先して考えて、今でなくてもいい場所は可能なら行う程度にしておきましょう。
大掃除の時間を区切っておく
その際には掃除にかけられる時間を決めておくことも大切です。事前に家族のスケジュールなどを確認しておいて、大掃除にどれだけの時間がかけられるかを明らかにしておきましょう。
掃除をする場所がだいたい決まったら、ひとつひとつの場所にかけられる時間を決めていきます。時間を決めておくことは非常に重要で、掃除は完璧にしようと思うとどこまでやっても終わりがありません。
そのため制限時間を決めておくことで、ひとつの場所だけで掃除が終わってしまうことを予防します。想定外のことが起こった時のことを考えて、できるだけ時間に余裕を持って決めていきましょう。
大掃除に使う道具の点検をする
その次に行うことは、実際にその場所を掃除する時に使う洗剤や道具を点検することです。頭の中で掃除の手順を思い浮かべて、必要になってくる洗剤や道具が足りているかをチェックします。
洗剤は思っているよりも多く使うことがあるので多めに準備しておいた方が良いでしょう。掃除道具は使っていないうちに劣化して壊れているものもあるので、実際に使えるかどうかまでチェックします。
雑巾などは多めに準備しておくことで、洗う回数を減らせて掃除をスムーズに進められます。足りないものがあるとわかった時には事前に購入しておきましょう。
先に全ての掃除場所に必要なものをまとめてチェックすることで、掃除に必要なものを購入する時の手間を減らすことができます。
大掃除をする日程を決める
準備がそこまでできたら、実際に掃除をする日にちを決めます。この時に重要なのが雨が降った日の想定をしておくことです。
家の外の掃除は雨が降っているとできないことがあります。なるべく早い段階で外回りの掃除をする予定を立てておいて、雨が降ってできない時には、変更できる日にちを残しておきましょう。
大掃除中の食事を用意する
最後に大掃除を成功させるために必要になってくるのが、掃除当日の食事などの準備です。一日中掃除をしていると他の家事ができなくなることがあります。
またキッチンの掃除途中の時には料理ができないこともあります。そのような時に備えてあらかじめ食事をどうするかを決めておいて、必要があれば先に購入しておきます。
そうすれば疲れた体で食事の心配をする必要もなく掃除に専念できます。大掃除を成功させるには計画をしっかりと立てることが重要です。
まとめ
大掃除はどうしてもマイナスのイメージがありますが、それは計画を立てずに始めてしまい疲れだけが残って掃除には失敗してしまう人が多いからだと思います。
実際にたくさんの場所を掃除するのはとても大変な作業です。だからこそ計画をしっかり立てるか立てないかで結果に大きな差が出てきます。
掃除を始める前には十分な計画を立てて中途半端に終わってしまうという失敗を回避しましょう。綺麗になった家で迎えるお正月は格別ですよ。