人と会話をする時に気ごころが知れている間柄であれば緊張することなく話せるという人でも、初対面の人と話す時には緊張してしまいますよね。
挨拶程度はできても次に何を話すかが難しく、話すことがなくなって気まずい雰囲気になってしまうこともあり、自分も相手も何かを話さないと、という重い気持ちになってしまいます。
そうなってしまうのはなぜでしょうか。始めて会った人と話す時の気まずい空気を払拭する方法について具体的にお伝えします。
この記事の目次
初対面の人と話をするときに気まずさを和らげるには
最初の見た目がその人のイメージになる
初対面の人と話をする時に最も重要なのは外見です。人は見た目ではないといいますが、初めて会う人であれば見た目以外に判断できるところがありません。誰もが初めての人と会う時には、顔や服装を見てどんな人なのだろうと予測しながら会話を始めます。
もしも、初めて会う人と会う場所がわかっている時であれば、その場にふさわしい服装をしていることで、相手を警戒させずに話がスムーズに流れやすくなります。服装は凝ったものやおしゃれである必要はないので、その場の雰囲気に合っているものを選びましょう。
挨拶でさらにイメージを上げておく
初めて会う人とは挨拶をすることが多いと思いますが、挨拶ははっきり、しっかりと行うと相手への印象が良くなります。
挨拶をしっかりとされて嫌な気持ちになる人はいません。相手への気持ちを込めた挨拶をしっかりと行い、相手に対して自分は関心を持っているということをアピールしましょう。
その際に紹介をしてくれる間に立つ人がいる時には、いつもお話をうかがってます。というような相手への興味を示す言葉を添えると、相手も話しやすくなると思います。
笑顔で話しやすい雰囲気に
相手がどのような人であろうと笑顔を絶やさないようにすることも大切です。何もおかしいことがないからといって真面目な顔をしていると、顔の作りによっては機嫌が悪く見えたり、怒っているように見える顔の人もいます。そのため、少し微笑んでいるように見える程度に口角を上げておくと相手が話しかけやすくなります。
顔の表情はわざとらしくならないようにすることが大切なので、心配な人は鏡の前で口角を上げる練習をしておくと、いざという時に自然とほほ笑んでいるような表情を作れると思います。
声の大きさに気を使って喋る
会話が始まってから気をつけたほうが良いことは声の大きさです。話す時の声の大きさは個人差が大きく、小さな声で話す人から、大きな声で元気良く話す人がいます。
こういった声の大きさや話し方はその時の気分や性格と関係していることが多く、会話をする上での雰囲気作りに非常に重要です。
相手が小声でささやくように話しかけてきているのに、大声で返事をしてしまうと相手もそれ以上話をしづらくなるかもしれません。全く同じような声のトーンにする必要はありませんが、あまりに雰囲気の違った声のトーンでは話さないように気をつけましょう。
相手が大きな声で元気よく話す人の場合には、同じように大きな声にする必要はありませんが、相手が聞き取りやすい程度にははっきりとした声で答えたほうが会話がはずみます。
相手に合わせた雰囲気をつくる
初対面の人と話す時にはとにかく相手がどのような人なのかをよく見ることが気まずい空気にさせないポイントです。
相手があまり話しかけてこない時には必要以上に話しかけなくてもいい場合もありますし、相手が話し好きの人であった場合には相手に合わせて会話を盛り上げたほうが気まずい空気になることが少ないでしょう。常に相手に合わせるつもりで話を進めていきましょう。
初対面の人と楽しく会話をするには
できることなら初対面の人との会話でも楽しくしたいところですが、よく知っている友達同士のように何も考えなくても話しが盛り上がるのは、よほど気の合った人同士だけでしょう。
初対面の場合にはお互いに相手のことを知らないので、自分の楽しいと思っている話が、相手にとって楽しいとは限りません。そのためまずは相手の情報収集から始めていく方法をおすすめします。
相手のことを少し聞いてみる
誰とでも話せる会話の内容として天気の話がありますが、暑いですね、などの言いだしから始めて暑い時期に何をしているかということを質問すると話の流れがスムーズに進みます。
この時には質問ばかりすると相手に不快感を抱かせてしまうので、最初に自分のことを話すほうがいいでしょう。例えば暑いので最近海に行ったという話でもいいですし、暑いから夜もエアコンをつけっぱなしで寝ているといった、たわいもないことでもいいでしょう。
自分の生活の中で天気と関係しているようなことを話しだして、その件について相手はどうしているかと質問します。季節ごとに話のタネになるようなことをあらかじめ決めておくと、話し始めに困ることもないと思います。
この時の話は特に面白いものでなくてもいいので、誰もが共通して話せる内容であることが大切です。聞いたこともないような質問では聞かれても相手も答えられないので、生活の中で当たり前にあるような内容のものを質問するようにしましょう。
季節の食べ物の話や季節のイベントの話なども誰もが共通して話しやすい内容といえるでしょう。
話を広げながら共通の話題を探す
次に大切なのは質問の答えが返ってきた後は、必ずそれについての話を広げることです。
具体的にどこに行ったのか、何度行ったことがあるのか、誰と一緒に行ったのか、行ってみた感想など質問してみましょう。食べ物であればどういった料理が好きかや、自分で料理をするのか、など具体的なことを詳しく聞いてみます。
そういったことを繰り返していくうちに相手がどのようなことに興味を持っているのかが分かってきます。その中から自分も興味を持っていることがあれば、そこで共通の話題で楽しく会話ができます。
もしも、共通の話題がない時には、自分が興味を持ったことに関して詳しく質問してみましょう。自分にとっても新しいことを知るチャンスになりますし、相手も自分の好きな内容であれば喜んで話してくれるでしょう。
相手に応じた対応が出来るようになる
どうしても会話が続かない時には、もしかしたら相手も話したくない気持ちなのかもしれません。中にはずっと会話をしているよりも静かに過ごしたいと考える人もいるので、何度も気まずい雰囲気になることがあれば、思い切って沈黙の時間を作ってみることもいいでしょう。
その時に相手が話しかけてくれば相手に合わせて話を進めればいいですし、話しかけてこないのであれば無理に質問し過ぎても雰囲気が悪くなるので止めておきましょう。
初対面の人と楽しく話すためには自分の好きなこととの共通点を探し出すことが大切です。当たり障りのない話から始めて少しずつ相手に質問をしてみましょう。
まとめ
初対面の人との会話は常に相手のことを見て話を進めることが重要です。自分の話したい気持ちよりも、相手がどのような人なのか、何を話したいと思っているのかを見極めるようにしましょう。
それから、相手の話せることと自分の話せることの共通点が見つけることができれば、自然と楽しく話を進めることができるはずです。
話を始めるきっかけをたくさん準備して、自分から初めて会う相手に質問をしてみてください。お互いを知ることで楽しい時間が過ごせると思います。