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健康

あせも(汗疹)の症状と原因、薬などの対策も

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あせも(汗疹)の女性

あせもと言えば、背中や首回りなど身体の中でも汗をかきやすい場所にできてしまう湿疹として知られています。症状が起きる場所は人それぞれですが、その原因や治療薬などはある程度共通のものです。

赤ちゃんや小さな子どもに多いものというイメージがありますが、大人でもつらい痒みや痛みに悩まされている人は大勢います。

なんとか予防する方法はないかと試行錯誤している人も少なくありませんので、まずは基本的な内容や対策などを把握しておきましょう。

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あせも(汗疹)の症状と原因

あせもで痒い男性

あせもとは

一般的に呼ばれている「あせも」という名は実はただの呼称であり、医学的には汗疹(かんしん)といいます。皮膚疾患の一種であり、主に汗をかくことによって肌の表面に水ぶくれや湿疹などが発生します。

汗が活発に分泌される赤ちゃんや子供などに発生しやすく、首の周りやおでこ、わきの下や脚の付け根などによくできます。大人で発症する場合は、背中や胸、肘の内側などに出来やすいとされています。

あせもは決して珍しい症状ではないので、誰でも一度は目にしたことがあるはずです。

あせもの種類と症状

ひと口にあせもといっても、その種類は大きく分けると3つ存在します。「水晶様汗疹」と呼ばれるタイプは約1ミリから3ミリほどの小さな水疱がいくつもできるものの、痒みなどの症状は現れません。

肌のごく浅い部分で発症しているため身体に対するダメージも非常に小さく、放っておいてもいつの間にか治っています。

「紅色汗疹」というタイプは、日本人が発祥するあせもの中で最もポピュラーなものであり、赤みを伴ったブツブツとした炎症が広がって強い痒みを引き起こします。

「深在性汗疹」というタイプは非常に珍しく日本ではほとんど見られないのですが、肌色や青白い発疹が広範囲に発生して繋がり、平らで大きな形をした湿疹へと成長します。肌の奥深くで発生しており、重症度も最も深刻です。

あせもの原因と仕組み

あせもができる流れ

このような症状が現れてしまう原因は、肌の内部にある組織のうち、汗に耐性がない部分にまで汗が浸出することで細胞が反応し、炎症をおこしてしまうことです。

特に多い例を挙げると、汗を非常に多くかいた時などは、汗を生み出す「汗腺」と汗を体外へ排出する「汗孔」を結ぶ「汗菅」と呼ばれる器官が詰まってしまう場合があります。

詰まってしまうと、分泌された汗は行き場を失い、肌の内部へと浸出を始めてしまうのです。汗腺や汗孔以外は汗に対応する能力が無いため、炎症が起きて痒みなどを引き起こしてしまいます。

汗を大量にかかなくても、皮膚が重なり合って蒸れやすい部位や、汚れ・ほこりが溜まっている部分は、汗がスムーズに排出・蒸発されず、同じように汗孔が詰まってしまうことがあります。

オムツや絆創膏、通気性が低い衣類などを使用している部位も症状が起きやすいので注意が必要です。

皮膚が弱いとあせもになりがち

アトピーや敏感肌など、皮膚が非常に弱い人などは肌を保護するバリア機能も低下しているため、ちょっとでも汗が長時間皮膚についたままになったりすると、すぐにあせもになってしまうこともあります。

この場合は汗孔が詰まっていなくても、あせも症状が発生してしまうので、体質的に肌が弱い人は注意が必要です。赤ちゃんにあせもが起きやすいのも、まだ皮膚があまり強くなく、汗の影響を受けやすいことが大きな原因だといえます。

赤ちゃんは汗腺の密度が大人よりもかなり高いため、狭い範囲で大量の汗をかいてしまうことも赤ちゃん特有の原因になっています。

このように、あせもの症状と原因には様々なことが挙げられるため、適切な対策を考えるうえで内容をしっかり理解しておく必要があります。

あせも対策

あせもに悩む女性

一度できてしまうと、あせもは強い痒みが長く続くことが多いので非常に厄介です。

赤ちゃんなら満足に眠れず一日中不機嫌になってしまいますし、大人でも四六時中痒みがあっては仕事や勉強にも集中できません。

あせもは掻くとひどくなる

あせもができてしまった場合の対策としては、何よりも患部を掻かないようにすることが重要です。痒みに負けて強い力でずっと掻いてしまうと、そこから細菌感染を起こし、更に重症の皮膚疾患を引き起こしてしまう危険性もあります。

膿を伴うできものが出来てしまったり、水疱を掻き壊して他の皮膚に症状が広がってしまう、飛火になってしまうこともあります。

また、掻けば掻くほど痒みを増幅させる物質が分泌されるため、どんどん悪化して悪循環に陥ってしまうのです。そうなれば完治させるまでに時間も多くかかってしまいますし、身体へのダメージも比較にならないほど大きくなってしまいます。

あせもを掻かない工夫

赤ちゃんや子どもの場合は掻いたらダメといっても掻いてしまうことが多いので、爪を短く切って患部へのダメージをできるだけ小さくしたり、ミトン(親指だけが分離した手袋)を着けるという方法も効果的です。

また、あせもは皮膚に炎症が起きている状態であるため、できるだけ患部周辺を清潔に維持することも大切です。不衛生にしていると雑菌が繁殖し、症状がどんどん悪化することになります。

汗をかいたと感じたら、すぐにハンカチなどで拭いたりシャワーを浴びるようにしましょう。ただ、いくら汗を拭くためとはいってもあまり力を入れて患部を擦るのは止めましょう。

症状が現れているということは肌が弱っているということなので、強い力で擦ってしまうと細菌感染などを起こしやすくなってしまいます。力をあまり入れず、軽く抑えるようにしながら優しく拭くようにしましょう。

あせもを治す方法

あせもがなかなか良くならない場合は、市販の治療薬を使用したり皮膚科を受診して処方薬を出してもらう必要があります。

あせもはとにかく掻かずにそっとしておくことが治療の近道なので、かゆみ止め効果を持っている塗り薬タイプが効果的です。

ステロイドと副作用

すぐに治してしまいたい場合は強力な炎症鎮静作用のあるステロイド系の薬が効果的ですが、長期間使用を続けると副作用が心配なので必ず医師の判断のもとで使用しましょう。

最近はステロイド系でもドラッグストアで普通に購入できる市販薬が増えていますが、その場合でも説明書をよく読み、長期間の使用を避ける必要があります。

具体的には、市販薬にしろ処方薬にしろ1週間ほど使い続けても症状が全く改善しなければ、それ以上の使用は避けて医師に相談するようにしましょう。

あせもを治す環境と市販薬

治療薬を使用するのと並行して、あせもができにくい環境を作ることも大切です。

あせも対策に役立つのがエアコンで、寝ている間に汗をかきやすい夏場などはできれば一晩中付けておき、湿度や気温を高めないようにしましょう。

また、「あせもジェル」や「あせもシート」などのように、市販されている対策グッズを積極的に利用することも効果的です。

まとめ

一見大したことのないようなあせもでも、放置していると症状を悪化させて、化膿や飛火などの本格的な治療が必要な症状になる可能性もあるのです。

大人も子どもも痒みにはなかなか勝てず、治癒までの時間が長引くほどストレスも溜まってしまいます。このため、あせもができてしまった場合にはできるだけ早く治療を開始することが大切です。

市販薬や処方薬を積極的に使用し、患部が広がったり悪化しないうちに完治させるような環境づくりを心がけましょう。

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