YouTuber(ユーチューバー)とは無料で動画を視聴できるサイト「YouTube」に動画を投稿している方のことです。最近では動画を投稿して広告を載せて、収入を得ている方のことを指す場合もあります。
広告としては動画が始まる前にCMが流れたり、途中で流れるという場合があります。途中で動画の下のほうに現れる宣伝画面も広告の一つとなります。それらを駆使してYouTuberの方は収入を得ています。
この記事の目次
YouTuberとはどんな人か
有名な方ですと、はじめしゃちょーさんやHikakinさんなどがあげられます。
はじめしゃちょーさんが投稿している動画の内容としては、コーラにメントスを入れるとどうなるのか、うまい棒を燃やすと爆発するのかなどの視聴者の疑問や噂を実験で検証したりするものが多いです。
巨大紙ひこうきを作成したり、コーラが出る蛇口を作ったりと、誰もがやってみたかったことをする内容のものもあります。はじめしゃちょーさんの魅力としては、これらの実験を毎回違う形で行われているという点です。
投稿されたものは飽きにくく、さらに新しい投稿が次々とされているので、何度も閲覧するリピーターも多いです。現在はYouTubeのチャンネル登録数も日本ではトップと言われています。
Hikakinさんはビートボックスがきっかけとなり有名となりました。現在では商品を紹介する動画を中心に投稿しています。商品紹介以外にも、スマートフォンのゲームやテレビゲームを実況する動画も投稿しています。
はじめしゃちょーさんやHikakinさん以外にも多くの方のYouTuberが存在します。投稿する動画の内容としても人それぞれで、様々なジャンルの動画があります。
動画は人によって個性がある
動画の内容としては、商品紹介やゲームの実況、ペットの動画などが目立ちます。主婦の方で多いのが、料理の手順を説明した動画やハンドメイドの作り方などを投稿される方もいます。
何かの楽器や音楽活動をされている方は、自分たちの作った音楽をYouTubeに投稿している場合もあります。
他にも、テレビに出ている芸人でもYouTuberとなっている方がいます。有名な方ですと、日本エレキテル連合や、ギター侍の羽田陽区さんも動画を作成して投稿されています。
芸人としてのネタや、面白い動画を投稿していることが多いようです。日本エレキテル連合や羽田陽区さん以外にも様々な芸人さんがYouTubeに動画を投稿しています。
YouTuberになるには
YouTuberになるには特に必要な資格や技術も必要なく、インターネットが繋がるデバイスと撮影する機材、撮影する環境があれば誰でもなることができます。
撮影する機材としては、カメラを購入するのが一番良いですが、パソコンに内蔵されているものや、スマートフォンで撮影したものをアップしている方もたくさんいるため、特に購入しなければならないというわけではありません。
ただ、投稿する動画の内容も決めておかなければなりません。リピーターも増やさなければならないため、同じようなジャンルで攻めていったほうが良いでしょう。
ジャンルをどれにして良いのかわからないという方は、自分の趣味や好きなものを撮影して投稿すると良いでしょう。
どのような物が投稿されているのか、どのような動画が人気であるかもYouTubeに投稿されている動画を見て分析してみるようにしましょう。
全部真似てしまうのはダメですが、初めのうちは動画の内容をある程度真似て行うというのも良いかと思います。
動画編集もやってみる
撮影した動画はそのまま投稿しても大丈夫ですが、人気のYouTuberとなるためには動画編集の知識も身に付けておいがほうが良いでしょう。
動画編集は難しいと考える方が多いですが、最近では動画編集を簡単に行うことができるツールやソフトがあるため、動画編集の知識が無くても簡単に編集した動画を作ることができます。
パソコンだけでなく、今ではスマートフォンのアプリだけで撮影と編集の全てを行うことができます。ツールやアプリで作成手順について迷った時にも、YouTubeで解説している動画も投稿されているため、そちらを参考にすることもできます。
動画投稿前に気をつけること
投稿する動画に自分の顔を載せる場合は、全世界に動画が発信されてしまうということを覚えておきましょう。勤めている会社で副業を禁止されている場合は、会社にばれてしまう可能性が非常に高いです。勤めている会社にばれたくないという方は、顔を載せないで済むようなジャンルを選んで投稿していきましょう。
YouTubeに動画をアップすることは簡単ですが、動画に広告を載せて収入を得るために、Googleアドセンスに登録をしなければなりません。
YouTubeのサイトから収入が支払われるのではなく、Googleからとなります。まずはGoogleアカウントを作成し、YouTubeの動画に載せた広告をクリックされるか、再生されるかすると収入が発生するように設定をする必要があります。
YouTubeで生活はできるのか
YouTubeで月に数百万、数千万と稼いでいる方もいるため、YouTubeだけで生計を立てることは可能と言えます。ただ、YouTuberをしている方でほとんど収入がないという方や数千円程度しか稼げないという方のほうが圧倒的に多いです。
収入としては、1回再生されると0.1円程度の収入となり、収入を上げるためには再生される回数を増やさなければなりません。
高額な収入を稼ぐYouTuberになるためには撮影する道具や環境ではなく、投稿した動画の内容が視聴者の方にとっていかに有益なものになるかどうかが重要となっていきます。
視聴者にとって有益な動画とは、面白いと思ってもらえるものや、役に立つ情報が載っているということになります。この二つの両方が備わっている動画は再生回数が多いです。
視聴者にとって有益ではない動画を何個投稿しても収入は上がっていきません。トップクラスのYouTuberですと、年収が数億円になると言われているため、夢のある職業となりますが、生計を立てるまで稼げているという方はYouTuberの中でも非常に少ないということを把握しておいたほうが良いでしょう。
有名になると企業が注目する
しかし、YouTuberとして有名になり、1つの動画が何十万再生もされるようになれば、企業も動画投稿者に注目するでしょう。それだけ動画を見る人がいれば、企業からは非常に影響力の高い人物とみなされ、その人に自社商品を紹介してほしいと思うからです。
そうなれば企業は動画投稿者に、数十万~数百万円などのまとまった金額を支払い、製品を紹介してもらう案件を持ちかけます。これが企業案件と呼ばれるものです。
YouTubeを見ていて有名なYouTuberがアプリや商品を紹介していたり、概要欄に「〇〇提供」という表示が記載されているものはそのような動画がほとんどです。
トップレベルのYouTuberはこのような企業案件がいくつもあり、一般的な広告表示の収入に加えて更に大きな金額を稼いでいるのです。
リスクの高い職業
勤めている会社を辞めていきなりYouTuberを目指すという方も中にはいますが、非常にリスクが高いため、まずは本業ではなく副業からスタートすることをおすすめします。
勤めている会社をすぐに辞めたいと考えている方でも、手法やコツを把握して数万円から10万円程度稼げるようになってからのほうが良いでしょう。
すぐに稼げるようになるという方もいますが、そのような方は絶対的なセンスを持っているか、集客力に長けているかのどちらかとなるので、ほとんどの方は地道な努力が必要となっていきます。
動画を見てもらう工夫
再生回数を上げるためのコツとしては色々とありますが、まずは動画に付けるタイトルにも気を配るようにします。
メインとなるキーワードを絞り、メインのキーワードはタイトルの左側に付けるようにします。タイトルが長すぎたり、過剰な表現を使い過ぎてしまうとクリックされにくくなってしまいます。
動画にはタグをつけることができますが、検索される上で動画に付けるタグも重要となっていきます。初心者の方はタグをつけていないという方もいますが、必ずタグはつけるようにしましょう。
関連性がないタグを付けても信頼度が下がってしまうため、関連性があるタグを付けるようにしましょう。
人気が高い動画のタグを付けてみるという方法もあるため、色々と比較をしてみて効率の良いタグのつけ方を覚えていくようにします。
まとめ
YouTuberになること自体は、誰でも撮影環境があればできると思いますので、ハードルはそこまで高くはありません。しかし収益化し、YouTubeだけで生計を立てるのはそれまでに多大な努力と運も必要になってくるはずです。
YouTuberには大金を稼いでいる人もいて、やりたいことができて、多くの子供たちの将来の夢として取り上げられることもありますが、その道のりは決して簡単なものではないでしょう。
しかし、成功を目指して地道に努力を続けることができる人なら、自分のやりたいことを突き通してみるのも一つの方法かもしれませんね。