なんとなく自分に自信がない人というのは珍しくないでしょう。しかしなぜ自信がないのかというと、成功するイメージを強く持てていないということが原因の一つとして考えられます。
ではなぜ成功するイメージを強く持てないのでしょうか。それは最近、大きく成功するようなことがなかったのかもしれません。もしくは、ちょっと失敗をしてしまったとか、それが続いてしまったということがあったのかもしれません。
他にも自身が持てない理由はたくさんありますが、まずは自身が持てない人の特徴から考え、自分に当てはまる部分を改善していくと、克服するのは早いかもしれません。
この記事の目次
自分に自信がない人の特徴
神経質になりすぎている
自分に自信がない人は、細かいことにこだわりすぎる傾向があります。しかし、これは悪いことではありません。細かいことにこだわるということは小さなことに気がつくことができ、人に対して細やかな心遣いができるということにもつながるからです。
しかし、デメリットとしてはたらく場合もあります。神経質になりすぎると、わずかな失敗でも気にしてしまいがちです。気にしすぎることで、どんどん萎縮してしまい、さらに失敗しやすくなってしまうという悪循環に陥るケースもあるのです。
周囲の環境
周囲の影響も大きいでしょう。特に親の影響は絶大です。子供の頃から褒められることが全然ない環境で育つと、褒められて自信をつけるという経験が極端に少なくなります。
しかしこれは子供の頃に限ったことではなく、大人であっても褒められて嬉しくない人なんて滅多にいないはずです。
頑張っても評価されなかったり、褒められることのない環境に身をおいていると、自分の持っている力が大したものではないと値踏みしてしまい、自信をなくしてしまうことにつながるのです。
他人と比較してしまう
大人になって社会に出ると、経験や知識があれば一人で仕事をすることも可能です。しかし、子供の頃は学校を卒業するまで、集団生活を送ることを余儀なくされます。
そんな中で、多くの他人と自分を見比べながら過ごしていくわけです。もし自分が他人と比べようと思わなくても、周囲の人達は無意識に比較してきますので、自分と他人を比較することが普通であり、当たり前になってしまう人もでてくるのです。
ある程度、他人を意識することは自分を高めるための刺激にもなりますが、過敏に反応していると自分に自信をなくしてしまうということもあるでしょう。デリケートな人であれば、それが大きなコンプレックスとなってしまうこともあるのです。
自分に自信をつけるには
自分を褒める
自信のない自分から脱却するためには、自分を認めてあげる「自己肯定感」が必要になってきます。この自己肯定感を高めるためには、まずは自分を褒めることから始めてみましょう。
誰かに褒めてもらえば良いのですが、環境によっては難しい場合もあります。ですから自分で褒めましょう。
自分で自分を褒めるなんてバカらしいと思うかもしれませんが、とにかく毎日、自分を褒めましょう。時間があったら自分を褒めるということを習慣づけてください。
褒めるようなことを何もしていなくても関係ありません。ただ褒めればいいのです。自分は魅力的だ、自分は賢い、自分は機転が利くなど、どのような褒め方でもいいのです。
自分が少し思ってることを大げさに褒めてしまいましょう。不思議なもので、それだけでも効果が期待できます。
ポジティブに考える
自信がついてくると物事が少しずつ上手くいきやすくなります。自信を持ってると、それだけで物事はうまくいきやすいのです。
これは成功しないかもしれないとか、能力のない自分では無理に違いないと思っていると、うまくいくはずだったものも挑戦することさえ無意識的に避けてしまいます。
そのようなネガティブ思考では結果が得られず悪循環です。ポジティブ思考に切り替える努力をしましょう。きっとうまくいく、自分なら出来る。何かに挑戦するたびにそう言い聞かせるだけで、考え方は変えられるのです。
ネガティブな要素を避ける
自分に対してあまり良く言わない人には、自分から近づかないようにそれというのも賢い方法です。聞いても意味が無いような、自分をネガティブにさせるだけの言葉を、わざわざ聞く必要はありません。
それを聞いて何か大きなメリットがあるのならいいのですが、こちらの気持ちを暗くするようなことしか言わないような人のそばに長くいる必要ありません。
もしあなたが、人に対して気を使い、優しすぎる人であれば、自分のそばに来る人を退けるような事は出来ないと思うかもしれませんが、これは考える必要のないことです。
あなたのことを本当に思っているのであれば、あなたの気持ちが傷つくような事はわざわざ言わないはずです。
改善できることは積極的に
自分に自身をつけるなら、改善できることは改善するという積極的な姿勢を保つという方法も良いでしょう。例えば、あなたがとても太っていて容姿に自信がなければ、積極的にダイエットをしましょう。
今はいろいろなダイエットのサプリメントのようなものがありますし、スポーツジムなどもたくさんあります。「ジムはきついし行きたくない」と思ってしまう人は、自分を改善するチャンスを逃すことになります。
これはダイエットに限ったことではなく、本気で自分に自身を持ちたいのであれば惰性を捨てるべきです。多少きつくて面倒でも、積極的に自分を変える努力をしましょう。
初対面の人と話すのが苦手な人は
人と話すことに自身が持てず、初対面の人とうまく話せないという場合は、初対面の方と話す話題のマニュアルを作ってしまえばいいのです。
そうすると、初対面の人ほど話しやすい人はいないということに気がつくはずです。なぜなら「初対面の人すべてに、同じ話をしても会話が成り立つ」からです。
あらかじめ話を決めておけば、自信を持って話すことができます。そして相手の反応を観察し、マニュアルに工夫を加えていくことで、より自身が持てるマニュアルになるでしょう。
自信をつけるためにできること
自分に自身が持てない理由を明らかにし、それに最適な方法を論理的に考えてみましょう。考えて努力することで、意外にも簡単に自信がつくことだってあるのです。
どうしてもそれができない場合は、最終手段もあります。それは「気にしない」ということです。
積極的に改善することと真逆のような方法と思われるかもしれませんが、楽観的な性格な人で「自分に自身がないから新しいことに挑戦しない」という人は少ないでしょう。
そのままのあなたを認めてくれる人が世の中にはいるはずです。本当に全力で努力しても改善できない場合は、そのままでいいと思うことも大切なのかもしれません。
まとめ
自分に自信をつける方法は、大きく分けると2通りあり、自分の欠点を積極的に改善してこうとする方法と、個性と受け止めて気にしないようにする方法です。
積極的に直せるところがあれば、直していくことに越したことはないでしょう。ただし、慌てる必要ありません。長い時間をかけて直していくという方向でも良いのではないでしょうか。
努力し続けていればそれに気がついてくれて、自分を褒めてくれる人ができるかもしれません。自分だけでなく他人からも褒められるようになると、それだけで自信はついてくるものなのです。