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健康

顔ダニは大部分の人の顔にいる!?その影響と症状とは

投稿日:2017年5月27日

顔ダニとは?

このダニは、ほぼ全ての人の体に存在しており、皮脂を餌にしているので、皮脂が多く分泌される顔や頭皮に特に多く存在しています。

このダニは皮脂を餌にしていることから、皮脂の量を調節する役割を果たしてくれるなどメリットもあり、存在していても問題はありませんが、増殖するとアレルギーの症状が起こったり、ニキビや乾燥、老化などの肌トラブルが起こることがあるので注意が必要です。

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顔ダニとは

顔ダニの顔

顔ダニとは、デモデスクという名前の人間の毛穴に生息するダニであり、顔に生息していることが多いことから顔ダニと呼ばれています。

ニキビの内部からも多く検出されていることからニキビダニとも呼ばれています。

顔ダニの特徴

大きさは、0.1mmから0.4mmほどとかなり小さいので、肉眼で見ることはできません。

そのため、顔ダニがいるかどうか確認することは難しく、症状が出てからダニの存在に気づくという方がほとんどです。

自分の顔にはダニはいないだろうと思っている方も、成人の97%以上の方は顔ダニが生息していたという結果も出ており、顔ダニは、ほぼ全ての人の毛穴に存在していると言っても過言ではありません。

顔ダニは、顔全体で400万匹ほどいるとも言われていますが、肌の酸性、アルカリ性を保つ役割や、皮脂を餌としているので、皮脂量のバランスを保つ役割を果たしている可能性があり、顔に常に存在している常在菌に似たようなものなので、存在しているだけでは特に悪影響はないと言われていますが、何らかの原因で増えすぎてしまうと、肌に悪影響が起こる場合があります。

顔ダニの習性

顔ダニの寿命は短く、2週間から1ヶ月ほどです。

その間にメスは1回に50個ほどの卵を産み、卵から成虫になるまでの期間は10日ほどなので、短期間で増殖していきます。

顔ダニの餌になるのは皮脂や細胞なので、実は体のどこにでも生息していますが、特に皮脂の分泌が多い顔や頭皮に多いといわれています。

顔ダニは皮脂だけでなく、肌の細胞や栄養分になるものまで餌にしてしまうので、顔ダニが増えると、肌に必要な栄養を奪われてしまい、肌が乾燥しやすくなることがあります。

顔ダニは、夜に活動する夜行性という習性があります。夜になると生息している毛穴から出て、肌を汚染していきます。

そして、活動を終えると、皮脂の表面に残ったメイクの汚れなどを体につけたまま毛穴に戻っていくので、しっかりとクレンジングと洗顔を行っていなければ、顔ダニが汚れを毛穴まで運んでしまい、毛穴の汚れなどにつながり、肌の状態が悪くなってしまいます。

顔ダニには肛門がなく、排泄するのは死んだ後になります。

毛穴の中で死ぬことが多いので、顔ダニが多いと毛穴の中には、顔ダニの排泄物とバクテリアが散乱しまい、不衛生な状態になってしまいます。

この排泄物やバクテリアなどが、ニキビや湿疹などの原因になります。

存在しているだけでは問題がない顔ダニですが、増えすぎるとさまざまな肌トラブルの原因になるので、注意が必要です。

顔ダニによる症状と対策

顔ダニの体

顔ダニは毛穴に生息し、皮脂を食べたり、脱皮を行うなどの活動をしたりすることや、毛穴の中で死んでしまうと毛穴に排泄物やバクテリアを散乱させる厄介な生き物でもあります。

顔ダニの脱皮した後の抜け殻や、排泄物などが原因でアレルギーやかゆみが起こる場合があります。

また、顔ダニは夜に活動するので、朝起きたときに顔に痒みが起こるときや、顔が赤くなっているときの原因は顔ダニかもしれません。

顔ダニによる病気

顔ダニが原因で起こる症状で多いものとしてあげられているのは、酒さ様皮膚炎です。

酒さ様皮膚炎は、顔ダニの排泄物や抜け殻などに反応して肌に炎症が起こります。

肌が赤くなり、症状が重くなると腫れが起こることもあります。

症状を抑えるためにステロイド剤を使用すると肌の免疫力が弱まり、皮脂が殖え、顔ダニが増殖しますので少し厄介な病気です。

肌の老化やニキビ、乾燥肌

また、ニキビも顔ダニが原因で起こる肌トラブルです。顔ダニが原因で起こるニキビは、特白ニキビにならず、すぐに赤くなり腫れるという特徴があります。

ニキビ中でも特に赤ニキビができやすいという方は、そのニキビの原因は、顔ダニの可能性があるので注意が必要です。

急に肌が乾燥しやすくなり、ひどい乾燥肌になってしまったという方も、原因は顔ダニの可能性があります。顔ダニは、皮脂を餌にしているので、顔ダニが急速に増殖すると、皮脂が急激に減少してしまうことがあります。

肌が乾燥すると、肌は外部の刺激から肌を守るため、バリア機能を高めるためにさらに多くの皮脂を分泌します。

その結果、さらに顔ダニが増えてしまうという悪循環が起こり、乾燥が進んでしまいます。

急に肌が乾燥するようになったときや、肌が脂っぽい状態から乾燥、再び脂っぽい状態から乾燥と繰り返し肌の状態が変わるときは、顔ダニが原因の可能性があります。

肌に必要な栄養成分も顔ダニの餌になることがあるので、顔ダニが増えると肌に必要な栄養が十分に必要としている場所に届かず、肌が老化してしまうことがあります。

また、顔ダニは、鋭い爪と歯を持っていると言われており、この爪や歯で傷つけられた細胞は、老化の元と言われている活性酸素を発生します。

この活性酸素が原因となり、肌の弾力やハリがなくなったり、しわが増えるなど、肌の老化が進むことがあります。

顔ダニ対策としてできること

顔ダニを増殖させないようにするためには、クレンジング、洗顔をしっかり行うことが重要です。

夜はしっかり洗顔をしているけれど、朝は水だけで済ませているという方もいるのですが、顔ダニは夜に活動をして肌や毛穴に排泄物や抜け殻、死骸などを残していくので、朝もしっかり洗顔を行わなければいけません。

女性は夜のメイクが残っているとメイクの汚れを顔ダニが毛穴に運んでしまい肌トラブルが起こることがあるので、毛穴の中まで汚れを落とすことができるようなクレンジング剤でしっかりとクレンジングを行いましょう。

顔ダニは皮脂など脂分を好むという習性がありますので、スキンケアの中でも油分を多く含むスキンケアは最低限にしておかなければいけません。

乳液やクリームは油分が多いので、化粧水をつけた後に油分を含んでいない美容液でスキンケアを行うと良いでしょう。クリームを使用するときは、乾燥が気になる場所になるべく薄く塗るようにしましょう。

メイクをするときに、ファンデーションを厚く塗っていたり、ファンデーションの上にさらにコントロールカラーなどを重ね塗りしている方は、ファンデーションが毛穴に詰まり、肌トラブルが悪化することがあります。

顔ダニで悩んでいるときは、なるべくナチュラルメイクを心掛け、肌に優しい成分で作られているBBクリームやファンデーションなどでメイクを行いましょう。

まとめ

顔ダニは、ほぼ全ての人の顔に存在していますが、存在しているだけでは問題は起こりません。しかし、増殖することでさまざまな肌トラブルやアレルギーの原因になります。

顔ダニを増殖させないようにするためには、しっかりと朝晩、クレンジングと洗顔を行うことが重要です。

顔ダニは、夜行性で夜に活動を行うので、朝は水だけでの洗顔で済ませているという方も、朝もしっかりと洗顔を行うと良いでしょう。

メイクの汚れが残っていると、顔ダニが汚れを毛穴まで運んでしまうので、メイクの汚れが残らないようにクレンジングも丁寧に行いましょう。

また、過度なお手入れも顔ダニ増殖の原因になるので、クレンジング、洗顔、毎日のスキンケアをしっかり行い、顔ダニから肌を守りましょう。

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