生姜の蜂蜜漬けという食べ物をご存知でしょうか。日頃から美容や健康などにアンテナを張っている人は、生姜や蜂蜜の効能について既に理解している人も多いでしょう。
まだ知らないという人や食べたこと無いという人は、簡単に作ることができますので一度試してみると良いかもしれません。太るイメージのある蜂蜜ですが、生姜の蜂蜜漬けは意外にもダイエット効果があるのです。
特に寝る前に食べると、生姜の成分により脂肪燃焼の効果が期待できます。さらに蜂蜜は美肌に良いということもあり、ダイエットと美容の両面から作用する食べ物なのです。
この記事の目次
生姜の蜂蜜漬けの特徴や効果
体に良い生姜の効果
生姜にはジンゲロールと呼ばれる成分が含まれています。これには殺菌作用、疲労回復などに効果を発揮します。さらに血行を良くする働きもあるため、冷え性の女性にはぴったりなんでしょう。
また、大きな特徴として免疫力の向上が期待できます。体温が1度上がると免疫力は一時的に5倍~6倍上がるともいわれていますので、殺菌・疲労回復に加えて、体を温めて免疫力アップなど、生姜は体調が悪いときに持って来いの存在なのです。
さらに、体が温まると良いことがあります。それは生理痛の緩和です。生理痛には個人差もあり、緩い人から重い人まで様々ですが、ひどい人は失神してしまうこともあるほどです。
そんな辛い生理痛を緩和してくれるのが、冷えを解消してくれる作用を持っている生姜です。生理痛は下半身の冷えも関係しているため、末端まで温めてくれる作用は効果的なのです。
他にも、コレステロールを下げたり脂肪燃焼の働きもあるため肥満対策になりますのでダイエットにも有効です。生姜は体がポカポカしてくるだけではなく健康において優秀な食べ物といえるでしょう。
美容・健康に良い蜂蜜の効果
生姜の蜂蜜漬けは生姜だけが凄いのではありません。蜂蜜にも注目してみましょう。蜂蜜には寝付きを良くしたり、胃腸の調子を整えてくれたりする作用があります。
また、殺菌作用や疲労回復という生姜と同じような作用も持ち合わせているため、さらに効果が倍増するというわけです。また、蜂蜜には多くのビタミンやミネラル、アミノ酸が含まれており、不足しがちな栄養素も補うことができます。
さらに蜂蜜の凄い点はその美容効果です。抗酸化作用があるためアンチエイジングに有効であると注目されていたり、ニキビや肌荒れ、シミやシワの肌トラブル改善にも効果的です。
ダイエットには向いていないようにも見えますが、砂糖と比較するとカロリーは低いため、砂糖の代用として使うとさらにヘルシーになります。
生姜の蜂蜜漬けは、生姜を食べることはもちろんですが、生姜の成分が滲み出た蜂蜜も美味しく仕上がりますので、料理のアクセントとしても活躍します。
生姜の蜂蜜漬けの作り方やレシピ
生姜の蜂蜜漬けの作り方
生姜の蜂蜜漬けに使う生姜は土生姜と新生姜のどちらでもつくれますが、生姜まで食べることを考えると新生姜のほうが繊維が気にならずに美味しく食べられます。また、材料は生姜と蜂蜜だけで作ることができます。
生姜の汚れている部分はスプーンでこそぎ落としてよく水洗いしましょう。皮はそのままで大丈夫です。そして1mm~2mmの厚さに切っていきます。人によっては粗めのみじん切りにしたり、ドリンクにする場合はおろしたりします。
切った生姜はビンに入れて蜂蜜を浸るまで入れましょう。これで準備は完了です。あとは一晩常温で寝かすだけですが、常温で寝かす際に気になるのは菌の繁殖です。ビンは予め熱湯などで消毒しておくと良いでしょう。
一晩で出来上がりますが、生姜の辛味は日を追う毎に抜けていきますので、1週間後くらいが食べごろという人もいます。しっかりと熱湯消毒されたものは冷蔵庫に入れておくと3ヶ月は持つと言われていますが、出来るだけ早めに食べるようにしましょう。
生姜の蜂蜜漬けアレンジレシピ
そのまま生姜の蜂蜜漬けを食べても良いのですが、やはり同じものを食べ続けていると飽きがくるものです。色々なアレンジレシピを考えて生姜の蜂蜜漬けを楽しみましょう。
炭酸水で割る
一番簡単なのは炭酸水で割ると言う方法でしょう。砂糖が入っていない炭酸水を買ってきて、生姜の蜂蜜漬けをそのまま注ぐと、すぐに美味しく飲むことができます。
炭酸のしゅわしゅわとした感覚と優しい蜂蜜の甘み、そしてピリッとした生姜の辛みで体もポカポカしてます。
お湯で割る
冬にはそのままお湯割りをするのも良いですね。生姜と蜂蜜の本来の旨味とコクをホットで楽しむことができます。すぐに作れるのも魅力的な飲み方です。
これは風邪を引いているときにもおすすめできます。体を温めて免疫力を高めたいときには冷たい飲み物で割るよりも、温かい飲み物でつくるほうがより効果的です。
また、グリーンティーに入れても良いでしょう。一風変わったレシピですが、お茶の渋みと相まってなかなか美味しいものです。ブレイクタイムにほっと一息つくには良いでしょう。
料理として使う
飲み物だけに生姜の蜂蜜漬けを使うのは勿体ないですよね。豚の角煮などを作る場合は先に豚肉をこの蜂蜜につけておくと、ふんわりと柔らかく仕上がります。
定番の生姜焼きなども、先に付け込んでおくことで生姜焼きが硬くならずにふっくらと仕上がり、生姜が苦手な子供でも美味しく食べられます。
生姜の蜂蜜ゼリー
子供のおやつにはゼリーを作っても良いでしょう。粉ゼラチンで蜂蜜エキスを溶かし、小さな生姜も添えます。
辛くて生姜は食べられないという子供でも、生姜の蜂蜜ゼリーなら辛味もとれて無理なく食べることができます。そえてある生姜も、生姜と分からずに食べてくれることでしょう。
ご飯も美味しく炊ける
漬けてある生姜だけを使って、お米に入れて炊くという方法もあります。少し甘みのあるご飯になりますが、炊き込みご飯の要領で炊くと、風味のある美味しいご飯に炊きあがります。最初は少量で試してみると良いかもしれません。
ペースト状にしても使える
また長期保存が効くものなので、余ってしまって困る人もいるかもしれません。これらのアレンジも飽きてしまったという場合には水気をしっかり取り、ミキサーやフードプロセッサーなどを使ってペースト状にしてしまいましょう。
すると簡単にジャムを作ることができます。特に肉料理のアクセントにぴったりなペーストになるので、こってりした料理には持って来いのジャムです。そのままパンに塗って食べても美味しいですので子供にも喜ばれることでしょう。
つくるのが面倒な人は
生姜と蜂蜜を買ってきて漬け込むのが面倒だという人は、『しょうがハチミツホットスムージー』がおすすめです。生姜までドリンクにして飲みたいという人もミキサーやシェイカーなしで出来てしまいます。
お湯を注いで混ぜるだけでホットスムージーが楽しめるので急な風邪でもすぐに飲むことができます。また、りんご味なので生姜が苦手という人でも無理なく飲めるため美味しく生姜の効果が得られます。
新陳代謝アップも期待できるため、朝食時に一杯飲んでからウォーキングなどの有酸素運動をすれば、ダイエットにも有効です。
まとめ
生姜の蜂蜜漬けの効果は、冬に風邪や冷え性で毎年悩まされている人にピッタリだといえるでしょう。特に免疫力アップや美容効果もあるのがポイントです。
他にも色々なレシピがあるので、ネットで検索すると沢山ヒットします。作り方は非常に簡単で一度作ってしまえば長期保存も効くので、気になる方は試しに作ってみると良いでしょう。
生姜の味が嫌いだけど生姜の蜂蜜漬けを試してみたいという方は『しょうがハチミツホットスムージー』から始めてみたはいかがでしょうか。
生姜の蜂蜜漬けで健康的にこれからの冬を乗り切りましょう。